オーバーホール・中留修理
エルメス 滋賀県
時計の概要
エルメス ( HERMES ) 2針 デイト クオーツ
お客様からのご要望
動かない。
それと、数年前に他店で電池交換をしてもらった時に、どこかの部品(忘れました)が折れそうだが、交換部品がないので、対応できません。と言われたが、そのまま使っていた。
今回は、その場所もきちんと直したいと思っていますが・・・
以上のようなご要望を頂きました。
時計修理110番での修理
時計の内部の状態は、ムーブメント内部に汚れやオイル劣化があり、内部に湿気も入っていたことで、止ってしまっていたと思われます。
ムーブメントのオーバーホールを行うことで、正常に稼働することを確認いたしました。
防水検査では、3気圧防水を確認いたしましたが、今回の止まりの原因の一つに、時計内部に湿気が入ったこともありますので、汗や水分にはご注意頂くようお願いしました。
お客様からのご要望にありました、どこかの部品が折れた・・・とのことですが、おそらく、中留部分の亀裂だと思われます。
こちらのお時計の中留の部品はを入手することができませんので、亀裂を完全に直すためには、レーザー溶接が必要になります。
ただし、現時点では、レーザー溶接しなくても使用可能です。そのため可能な限り修正し、当面はこのままご使用いただくこととなりました。
レーザー溶接にはそれなりにご料金もかかりますので、中留部分の亀裂がさらに大きくなった場合は、その時点でレーザー溶接作業を行えばよいと思います。
修理代金
45,000円(税抜)